氷見牛
黒毛和牛:
あまり知られてないようですが、氷見市では十数戸の農家で約2000頭の黒毛和種の肉牛が肥育されています。
肉質などの等級が最高位のA5
20年程前から、名産地の但馬や松坂から基牛を導入し、それを基礎に、飼料の配合や種牛の交配など、飼育技術を高めて肉質の向上に勤めてきたとのこと。コクのある旨味を求めて、なかにはビールかすや、おから、リンゴかすなど、自然飼料の持つ香りを残した牛肉づくりを進めている農家もあるそうです。その結果、肉質などの等級(A5〜CIの15段階あります)で最高位のA5という等級にランクされる枝肉の比率が60%におよぶ農家があるのです。全国平均が17%だそうですから大変なハイレベルですね。もちろん、県内では品質、生産量ともトップです。
現状
これほど良質でおいしい氷見牛なのですが、実際は良質なものほど、飛騨牛、前沢牛、神戸牛のブランド名で他産地へ売られているのです。これは残念なことですね。