朝日山公園は、明治42年(1909)皇太子(後の大正天皇)の北陸巡啓を記念して開園されました。その展望台からは、市街地はもちろん、南北の海岸線のつらなり、潮路に浮かぶ能登半島から立山連峰にいたるまでの息をのむような素晴らしい景観が一望できます。標高42m、面積約2.5ヘクタールの園内にはサクラ(ソメイヨシノ270本・樹齢50〜70年)が植えられており、その見事さで県内有数のサクラの名所として知られています。毎年4月10日前後の花盛りの頃には、多勢の花見客が訪れ春風に揺れる桜花を楽しんでいます。またサクラの季節から風薫る頃になると、園内いっぱいに美しいツツジが咲き、心をなごませてくれます。なおサクラが人々を招く期間にはボンボリも点灯され、ひときわ深い風情で彩ってくれます。